5005(ごーまるまるごー)は、一般社団法人日本ろう芸術協会と一般社団法人ooo(オオオ)によって設立された、
西日暮里駅から徒歩5分の、視覚で世界を捉える人々のためのワーキング・プレイスです。
手話という視覚言語で話すろう者・難聴者、ろう者の親を持つ聴者:CODAなど、視覚で世界を捉える人々を主体とし、自らの感覚や言語を起点とする創発の場をつくります。
視覚で世界を捉える人々と共に、その身体感覚や視点から生まれていく芸術や、日々の生活文化から浮かび上がる知性と可能性を社会に発信し、対等な世界への変化を導いていきます。
また、異なる身体性や感覚世界を持つ人々と共に新たなコミュニケーションの在り方を探求していきます。
とは
視覚で世界を捉える人々の視点から新しい文化をつくるコミュニティ
多文化共生など個人や多様性を尊重する社会的動向が高まるなか、ろう者・難聴者・CODAをテーマにした芸術や共生企画が広まりつつあります。手話の認知が広まる喜びがある一方で、まだまだそうした企画自体は、マジョリティ主体の考え方で設計されていることが多く、当事者の声が反映されにくい状況が続いています。
視覚で生きる人々が主体となって作られた企画やそうした制作環境は、未だ整備が進んでいないのが実情です。
5005ではこの課題をクリアしていくために、視覚で世界を捉える人々の視点から新しい文化を皆さんとともに醸成していきたいと考えています。
「わたし」らしいやり方で、可能性を探る場
5005は、一人ひとりが自分らしくアイデアを実現できるフレキシブルなコミュニティを目指しています。会員は、自分がやりたいアイデアや発明を形にする場として、5005を使用することができます。仲間を見つけたり、会員同士で協働したり、運営メンバーやこの場所に集まる多様な人々との関わりの中からネットワークをつくり、様々なトライを行うことができます。
また5005を通じて、同じ言語を共有する心強いコミュニティ意識を得られます。
会員登録
5005は会員を募集しています。まずは施設の下見と面談に参加していただきます。5005のルールと趣旨に賛同していただける方は、加入申請書を作成後、入会金1万1,000円と1ヶ月分の会費・敷金(1ヶ月分)を完納することで加入が完了します。
会員条件は視覚で世界を捉える人々が集う場として成立化させるために、
会員は、ろう者・難聴者 / CODA・SODA・GODA※を優先します。
※ろう者の親、きょうだい、祖父母をもつ聴者。
1
目メンバー
3万8,500円(税込)
・コワーキングとしての利用
・スペースレンタル 1回分(13h)無料利用
・事務所登記
・郵送受取(週に1回転送)
・交流会参加権利
・Slack登録権利
有料:
・コピー機・スキャン
・ロッカー(6台まで)月2,200円
※団体登録の場合は5万5000円(税込)
2
手メンバー
1万1,000円(税込)
・コワーキングとしての利用
・交流会参加権利
・Slack登録権利
有料:
・事務所登記 3,300円
・郵送受取(週に1回転送) 2,200円
・コピー機・スキャン
3
学生メンバー
0円
※高校生以上
・交流会参加権利
・Slack登録権利
有料:
・事務所登記 3,300円
・郵送受取(週に1回転送) 2,200円
・コピー機・スキャン
※コワーキング利用時間:1h500円
5005の会員は下記のサービスを受けられます。(※料金によって使える自由度が異なります)
■スペースの提供:
5005は、活動の拠点の他、展示の場や演劇の場、イベントやトークの場などとしても使えるスペースです。様々な実験やプロトタイプを通して可能性を広げる空間を利用できます。
■イベント以外の時間ではコワーキングや会議室として自由にお使いいただけます。
■スタジオ有り!手話動画を撮影したいときにスペースと撮影道具・機材一式を使用できます。
■ロッカー・事務所登記・郵送・コピー機(スキャン付き)サービスの提供
■多様なネットワークの提供
5005に入会すると、様々な方法でコミュニティに参加できます。オンラインコミュニケーションツールの一つとしてSlackを活用する予定です。このSlackを通して、助成金の申請方法、運営方法、宣伝や広報などの質問をしたり、会員同士の交流会を計画したり、仕事情報を投稿したりなど、内容は様々です。
5005に集う多種多様な個人のネットワークをはじめ、運営メンバーや活動を応援するろう者・聴者の先輩とのコミュニケーションをとり、ネットワークなどを広げたり、知識や情報を共有しあうことが可能です。
受付は2023年10月中旬開始、利用開始は2023年11月1日を予定しています。
※内容は変更になる場合があります。
誰でも参加できる場へ
視覚で世界を捉える人々の「創発」を社会に発信していくために、会員制だけではなく、一般人にも場を共有する必要があるとも考えています。
会員や運営団体による一般参加可能な企画や、期間を決めてのラウンジ開放、レンタルスペースの運営なども検討しています。
運営団体について
5005は一般社団法人日本ろう芸術協会と一般社団法人ooo(オオオ)が共同運営しています。
一般社団法人 日本ろう芸術協会
一般社団法人日本ろう芸術協会は、2017年に立ち上げた任意団体の「東京ろう映画祭実行委員会」の後身です。映画や舞台など、ろう芸術全体に幅を広げ、聴者の世界とろう者の世界をつなげる窓口を担います。
一般社団法人 ooo (オオオ)
個人の感覚や認識に基づく芸術文化と生活文化の創発と更新、共創のための拠点づくりを行うことで、ひとりひとりがそれぞれに自らの物語を紡ぎ、主体的かつ創造的に社会との関わり方を開拓し、社会変化を体現していくことを目的としています。
運営チーム
問い合わせ
住所 東京都台東区谷中3丁目24-1 (最寄駅 西日暮里駅から徒歩5分)
【メディア・報道関係者向け】プレスリリース
ご関心のある方は「5005」事務局 5005.place@gmail.com までご連絡ください。